文字 5 7月 2012 『潮来婦志』の資料性 岡田一祐「『潮来婦志』の資料性」『語文論叢』27 (2012): 26–42 Okada, Kazuhiro. 2012. A linguistic survey on Itako-bushi. Gobun ronso 27. 要旨 潮来(現茨城県潮来市)の遊郭に取材した洒落本、式亭三馬『潮来婦志』… 続きを読む
文學 6 12月 2008 いたういふかひなきはなし: 『閑居友』上20話の小說的讀解 これは、『閑居友』についての講義で提出したレポートである。上巻第20話について旧来の読解の問題点を指摘した。新見としてはまだまだ至らないところが多いし、旧来の読解についても叮嚀に問題点を指摘しえたわけでもない。その意味で単なる青春の一記録に堕してゐることは否めないが、「さわやかな説話集」(太田晶二郎… 続きを読む
文學 3 5月 2008 ことば + PCC + / Diary / ことばから加筆・再録。 一枚ひらり 手のすきまからぬけおちて あなたがどこかの驛から入つた この鐵の箱は止らない およそ時刻は狂はない 證は、もう 始終を見てゐた惡魔 天使は音を立てて寢入つてゐる それを見て これも見て いつそう ほくそ笑む 天使の目がうつすらと… 続きを読む