活字史 11 1月 2009 日本イエズス会版の文字 文字史における活字化の一例として 〇、承前 この文書は、筆者が2008年12月に所属学科にて卒論の中間発表資料として執筆したものである。一箇所誤字訂正をした以外に補筆はほどこしてゐない。 (さらに…)… 続きを読む
文學 6 12月 2008 いたういふかひなきはなし: 『閑居友』上20話の小說的讀解 これは、『閑居友』についての講義で提出したレポートである。上巻第20話について旧来の読解の問題点を指摘した。新見としてはまだまだ至らないところが多いし、旧来の読解についても叮嚀に問題点を指摘しえたわけでもない。その意味で単なる青春の一記録に堕してゐることは否めないが、「さわやかな説話集」(太田晶二郎… 続きを読む
一般 6 12月 2008 Extinction with Joy, or the Thing of Reality Irrelevant to Eschatology, Salvation nor Enlightenment 人類の絕滅は、悟りあるいは魂の救濟、終末論と關はらない——このみっつがそれぞれ可能であるとして、それでもなほ、人類が絕滅することと矛盾しない。だから、人の世とて絕滅するといふ絕望を持ってゐても、まさにわがために人の世を生きるといふのは兩立する。 Even though, it's just a th… 続きを読む
文學 3 5月 2008 ことば + PCC + / Diary / ことばから加筆・再録。 一枚ひらり 手のすきまからぬけおちて あなたがどこかの驛から入つた この鐵の箱は止らない およそ時刻は狂はない 證は、もう 始終を見てゐた惡魔 天使は音を立てて寢入つてゐる それを見て これも見て いつそう ほくそ笑む 天使の目がうつすらと… 続きを読む