いたういふかひなきはなし: 『閑居友』上20話の小說的讀解 文學

いたういふかひなきはなし: 『閑居友』上20話の小說的讀解

これは、『閑居友』についての講義で提出したレポートである。上巻第20話について旧来の読解の問題点を指摘した。新見としてはまだまだ至らないところが多いし、旧来の読解についても叮嚀に問題点を指摘しえたわけでもない。その意味で単なる青春の一記録に堕してゐることは否めないが、「さわやかな説話集」(太田晶二郎…
Extinction with Joy, or the Thing of Reality Irrelevant to Eschatology, Salvation nor Enlightenment 一般

Extinction with Joy, or the Thing of Reality Irrelevant to Eschatology, Salvation nor Enlightenment

人類の絕滅は、悟りあるいは魂の救濟、終末論と關はらない——このみっつがそれぞれ可能であるとして、それでもなほ、人類が絕滅することと矛盾しない。だから、人の世とて絕滅するといふ絕望を持ってゐても、まさにわがために人の世を生きるといふのは兩立する。 Even though, it's just a th…
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+ PCC + / Diary / ことばから加筆・再録。 一枚ひらり 手のすきまからぬけおちて あなたがどこかの驛から入つた この鐵の箱は止らない およそ時刻は狂はない 證は、もう 始終を見てゐた惡魔 天使は音を立てて寢入つてゐる それを見て これも見て いつそう ほくそ笑む 天使の目がうつすらと…