近代平仮名体系の成立: 明治期読本と平仮名字体意識

岡田一祐(2021)『近代平仮名体系の成立: 明治期読本と平仮名字体意識』文学通信
科学研究費補助金研究成果公開促進費(学術図書)による刊行

Okada, Kazuhiro. (2021). Kindai hiragana taikei-no seiritsu: Meiji-ki tokuhon-to hiragana jitai ishiki [Making of the modern Hiragana system: Japanese readers and the awareness of the graphemehood of hiragana]. Tokyo: Bungaku Report

「1900年、小学校令施行規則により平仮名の字体が統一された」と言われる。本書は、そのような言説に対する幾多の註釈である。本書は、あるいは、標記の問いについて直接の回答を与えるものではないかもしれないが、標記のことがらを明らかにするために、どのような問いが立てられ、現状どのようにそれらの問いに回答ができるか、追求を試みたものである。本書において論じられるものは、いろは仮名、初等教育の字体、読本の異体仮名表、かなのくわいの字体統一案、小学校令施行規則および附表第一号表の文献学的問題、平仮名の名義などがある。

It is said that ‘in 1900, by the enforcement of the Ordinance for Enforcement of the Elementary School Order, hiragana characters are standardised’. This monograph gives elaborate commentaries on this idea. As such, it may not directly account for the above idea. Instead, it analysed the idea itself, clarified what to be solved, and what can be told at the best right now. The topics investigated here include iroha-gana, graphemes of the elementary education, the itaigana charts in readers, a standardisation proposal by the Kana Club, philological investigations into the Ordinance for Enforcement and its Table 1, and the name and the content of the term hiragana.

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